ヘリグロテントウノミハムシ

ヘリグロテントウノミハムシ

ヘリグロテントウノミハムシはコウチュウ目ハムシ科の虫で、日本では本州~南西諸島と広い地域に分布しています。ハムシ科ですから当然葉を食べるハムシの仲間で主にヒイラギモクセイに付く害虫です。

ヘリグロテントウノミハムシの卵は4月に孵化し新芽の葉の中に幼虫が潜り込んで、葉の中から食害しながら成長し、地域にもよりますが6月~7月頃に葉の中から出て成虫となり飛び立ち、秋にまたヒイラギモクセイに戻り越冬します。ヘリグロテントウノミハムシが成虫になるまで滞在すると葉が食害されるので、美観が損なわれ見苦しくなってしまいます。

画像は今日剪定作業をしたヒイラギモクセイに寄生していたヘリグロテントウノミハムシです。生け垣はかなり食害されていました。

根元に堆積した葉の下で越冬するので、秋の終わりに根元の落ち葉を取り除く事でだいぶ駆除でき、加えて春と秋に殺虫剤を散布するといいのですが、成虫はハムシ特有の甲虫なので薬剤が効きにくく、駆除に手を焼く厄介な害虫です。完全駆除には根気強く消毒を繰り返す必要があります。

 

 

 

処置後、一年経過したこちらの生け垣を記事にしました。下記のリンクから経過をご覧下さい。

 

ヘリグロテントウノミハムシの食害 〜一年後〜